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【書籍紹介】北原白秋『北原白秋詩集』【10月18日に買った本の紹介⑤】

 

北原白秋詩集』北原白秋 新潮文庫

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詩人では大正期に活躍していた萩原朔太郎が大好きで、その朔太郎と親交の深かった北原白秋については触れたことがなかったので購入した。
北原白秋萩原朔太郎の代表的な詩集、『月に吠える』に序文を寄稿しており、その内容の敬虔さには胸が打たれる。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/859_21656.html

店舗で流し見した印象としては、西洋のモチーフが詩の中に現れることが多く、カバーの肖像の紳士風な印象に違わぬ作風だと感じた。
『月に吠える』の序文では朔太郎の文章と似た色味の印象を抱いていたので、少々意外だった。
今までそれなりに読み込んだ詩人は萩原朔太郎中原中也しかいなくて、そのどちらとも違うタイプだったので面白い。

詩だけではなく散文にも触れて彼の価値観にもっと触れてみたいなあと思った。