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【書籍紹介】村上春樹『本当の戦争の話をしよう』『国境の南、太陽の西』『走ることについて語るときに僕の語ること』【10月18日に買った本の紹介⑧】

・『本当の戦争の話をしよう』T・オブライエン著、村上春樹訳 文春文庫

・『国境の南、太陽の西村上春樹 講談社文庫

・『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹 文春文庫

 

 

目次

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記載の目次は『走ることについて語るときに僕の語ること』のもの。

 

買った理由

普段本を買うときは新本書店や街中の個人店の古本屋、もしくはAmazonが多い。
そんな中珍しくブックオフで本を買おうと思いついたきっかけは、村上春樹の書籍に手を出したいと思ったからだった。

ブックオフは漫画や文庫本小説、ビジネス書のような駅中書店に似たラインナップの本が多くて自分の好みには合わないかな、と思ってたんだけど、探してみると掘り出し物のいい本がたくさん転がってることがわかったので今まで利用してなかったのを悔やんだ。

やはり大手チェーン店なだけあって、110円棚の充実度は半端ないな、と。
10/18に買った本は全て110円の棚から取ってきた(https://ck-mugera.hatenablog.com/entry/2022/10/26/201636)。
個人店じゃこうはいかないよな〜と買い込みながら感心して唸ってた…。

ここ一年くらい、読書といえば身体科学や芸術系・ビジネス書などの実用書(あんまり好きじゃない言い方だけど)に偏っていたから、物語も読むようにしたいと最近思っていた。
その中で真っ先に思い浮かんだ作家が村上春樹だった。
(「物語も読むようにしたい」と思うようになったのは『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』という文章技術に関する本の影響。)

翻訳家やランナーなど、多くの顔を持つ彼のパーソナリティに興味があって、その活動や経験がどう物語に滲み出ているのか、あるいはその物語がどう他の活動に影響を与えているのか、確かめてみたくなったのだった。


彼の文章に関する美学は、以前読んだ『小澤征爾さんと、音楽について話をする』で知っていた。

今まで作家については、その人の作品を読むよりも、エッセイや評論を読んでその人の考えていることを直接的に学ぶことが多かった。
例えば森博嗣氏の新書は今までに4冊くらい読んだことがある。
私もダンサーという創作活動にエネルギーを注いでいる身なので、近親の業種として作家が何を考えているのか、というのにはかなり興味があったのだ。

最近、特に何か理由があったわけではないけれど、小説家のエッセイだけでなく作品を読まないとどうにもつまらないな、と気にし始めた。
作品も評論もどちらも読むのがいいよね。(時間が取れれば、という贅沢な話なのだけれど…。)

そんなわけで、翻訳書と自著とエッセイを一冊ずつ購入。
亀のスピードで読み進めてるけど、含蓄あって面白いです。