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10/26にブックオフで買った本(15冊2500円)

本っっっ当〜〜〜にブックオフは下積み人間の味方。

出版業界のために古書は選ばず新本を買うべきだ、という意見もあるけれど、新本書店も古書店も相互作用で成り立ってるものよ。

仮に将来自分が本の出版に携わることがあったとしても、古書を歓迎し続けていたい。

だいぶ偏見かもだけど、私が信頼してる書き手や作り手ってみんな古書の存在にオープンな気がするんだよな。
それどころか自分の著作に関しても古本で買えばいいという人までいたりする。

 

前回のブックオフ購入物紹介はこちら。
10/22にブックオフで買った本(18冊4500円) - 北澤雑記

 

 

10月26日

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今回は、一週間前に訪問した店舗に再度向かった。
一週間でおおよそどのくらい棚の入れ替わりがあるのか確認してみたかったのと、先週見逃してたかもしれない良書を発掘したくなったのが理由。

今回の気分はビジネス書だったようで、購入物の半数はその関連の本になった。

まあブックオフみたいなメジャー店舗って文庫小説やコミック、ビジネス書などの市場によく出回ってる本が必然よく集まるイメージがある。
その中で棚の狭い芸術書や学術系の文庫で掘り出し物探すのが楽しいんだよね。
自然と自分の求めるものに合う良書を探す能力が鍛えられてる実感がある。

色んな年代の本が雑多に集合しているので、「どの時期にどういう流行りの傾向があるのか」とか、「今流行ってるこのトピックは

この頃から流行の兆しがあったのか」、みたいな世間の動向をなんとなく探れるのも古書店のいいところだと思う。

先人の下積み時代を知る

『俺たちのR25時代』と『R25つきぬけた男たち』は、『R25』という25〜34歳のビジネスマン向けフリーペーパーに掲載されていた人気企画の一つをまとめて文庫化した本。
その企画は、「BREAK-THROUGH POINT〜つきぬけた瞬間」という題。
様々な業界で活躍する人々に、25歳前後の下積みをしていた時代についてインタビューを行う企画であり、インタビュー相手に対して以下のような企画説明がなされていたと本書には書かれている。

「この企画は、カッコいい大人のみなさんに、とくに読者層たる25歳以降の人生をお話いただくものです。25歳の男たちへのメッセージも併せて頂戴し、先行き不安な現代に生き、元気がないといわれる男たちへのヒントとなるような記事になります」

それぞれ2005年・2006年に発行された本。
R25』は全く馴染みがないんだけど、その後身と思われる「新R25」のYouTube番組はいくつか見たことがある。
「新R25」はサムネの装飾や出演者の人選から、自己啓発的な要素を多分に含むメディアという印象がかなり強くて、あまり積極的に観るべきものではないかもなーと思っていた。

しかし、この2冊は若干古い本だからなのか人選がだいぶ違ってて、ミュージシャンや俳優など、文化人が大半で構成されていた。
自分の目指している方向性に近い方々の話を読めるのはとても貴重だ!と思って、食い気味で買った。

総勢は以下。200円でこの50人の来歴を知れるなんて破格すぎないか?

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今回の本は、買ったはいいものの、今は別に買った新本に熱中しているためまだほとんど触れてない。

厚くて体力が要りそうだけどすっごい気になってるのは『〈インターネット〉の次に来るもの』。近いうちに書評が書けるようにするぞー